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仏壇ってそもそも何?

2017年06月28日 |

仏壇ってそもそも何?

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近しい親類が亡くなった時に買うもの、または受け継ぐもの。

漠然とそういったイメージは有るけど、具体的にはどういったものなのか分からない人が多いのではないでしょうか。

 

また、「死」を連想させることから、怖い、悲しい、辛気臭いなど、後ろ向きな印象が強いかもしれません。

 

それでは何故、人は仏壇を家に置くのでしょうか。

 

実は元々、仏壇は「自宅用のお寺」として広まったものなのです。

※仏壇の起源とする有力な説に、持仏堂(私用の仏閣)から転じたというものがある。

一部上流階級の私用仏閣のみだったのが、次第に小型化、一般化し、屋内に取り込まれ仏間や仏壇に変化したとされている。

 

では「お寺とは何か」を考えると、仏壇の本来の意味が見えてくるのではないでしょうか。

 

お寺とは何か?

一般的にお寺、寺院というと「仏様が祀られ、僧侶が住まい、修行を行っている場所」とされています。

しかしここで考える「お寺」は、仏壇の普及が始まった当時のお寺を考える必要があります。

 

仏壇が一般に普及したのは江戸時代初期から中期にかけてで、寺請制度が始まった事がきっかけと言われています。

※寺請制度とは、江戸幕府が宗教統制の為に設けた制度。

何れかの寺の檀家になることを義務付け、名簿を作らせ、民衆の住所などを管理した。現在の戸籍制度の元となる。

寺請制度では、檀家となる寺を自家の菩提寺(ぼだいじ)として定めています。

菩提寺とは代々の位牌を収める寺の事で、主に弔いを行う寺のことを指します。

 

よって、仏壇を考える際の「お寺」とはその家の先祖代々を弔い、供養する場所

と定義して良いのではないでしょうか。

 

仏壇は自宅用の菩提寺

つまるところ、お仏壇は自宅でも供養が可能になる便利なものなのです。

 

 近しい人が亡くなった後に購入することが多いのも、やはり毎回お寺に手を合わせに出向くよりも、より身近に弔いの場所を置きたいという気持ちからだと思います。

 

お仏壇は決して怖いものや辛気臭いものではありません。

いつでもご先祖様や仏様に手を合わせられるお寺そのものなのです。

 

お寺の代わりと考えると、手軽に自宅用パワースポットを作れる物と考えても良いかもしれませんね。