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| 仏殿にあって、本尊に対する修法、看経などの勤行のとき、修法者、導師が座して用いる、向机、脇机、礼盤を総称して登高座という。登高座という言葉は、修法・看経に際して導師が「高座に登る」という動作を指示する言葉として、法令の次第や修法の行軌に見られる。 多分、そうした動作から転化して導師が勤行に際して用いる、高座である礼盤と、所用の机卓一式を総称して登高座というようになったものであろう。 したがって、経典類の中に、その用語は見当らず、仏に対して礼拝する場合の道具としての高座や机卓を記すものは見出だせない。 ところで登高座のうち、礼盤は高さ20センチから30センチほど、」平米程の天板の上に座する形になっている。その際携帯している座具を敷くとか、半畳を置いたりする。形も四方に柱を立て台枠のある箱型のもの、格狭問の空いたもの、登局座とうつこうざ)猫足のものなど様々である。 向机は、天台宗や真言宗の密教道場では大壇ないし護摩壇が置かれており、それを略した密壇とか、天台宗のいわゆる顕密合行壇などになると一般の向机と同様になる。密教修法の場合にはそこに鈴・杵・六器・香炉・華瓶・飯器、ときには燈台まで置かれる。 その他の宗派では、僧が手に持つ払子・檜扇・中啓・経文などを置くために用いられるものである。さらに向机の手前、礼盤の両側あるいは片側に脇机と呼ぶ小机が用意されることがある。密教道場では塗香・柄香炉・香合・護摩木、房華と散華を入れる二器や打鳴らしが置かれる。 |
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